パットに関しては打ち方そのものよりもプロセスの方が重要だという指摘を受けることがあります。

パットの名手としてその名を挙げられる選手といえば昔はベン・クレンショウ、青本功、尾崎将司、杉原輝雄んどでしょうか。

最近ではルーク・ドナルド、スティープ・ストリッカー、谷原秀人なども有名です。

「パットに型なし」という格言はゴルフの世界では非常に有名な言葉のひとつです。

他のショットと比べてパッティングは体の動き自体こそは小さいくせに、構え方や打ち方などのスタイルは誰もが同じと言うわけではありません。

リストを利かせてボールをパチンと弾くように打つスタイルのタップ式を採用しているゴルファーもいれば、リストをほとんど使わずに肩の動きをメインにして振るストローク式のゴルファーもいます。

ストローク式と言う言葉もショルダー式に置き換えることもできるでしょう。

パットに関するサイトですから、構え方や打ち方の基本を説明しているわけですが、パットのスタイルにはこれほど個人差があるので、構え方や打ち方に関してはそれほどこだわりを持つ必要はないと言っても良いでしょう。

パットの名手という呼び方をされている一流のプレーヤーたちの共通している部分だけを参考にするようにして、そこから先は自分なりのセンスや感覚でオリジナルで自分独自のスタイルを構築していけばそれで構いません。

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パッティングの場合は、他のショットと違ってボールにサイドスピンが加わることがないため、ショットそのものよりもフェースが与える影響というものが大きくなると言ってよいでしょう。

インパクトでクラブのフェース面がスクエアに戻ってさえできていれば、ボールは狙った方向に確実に転がると考えて間違いありません。

ストロークの軌道がストレートであろうが、アウトサイドインであろうが、はたまたインサイドアウトであっても実際のところはほとんど関係ありません。

パターのフェースの向きどおりに転がるだけと考えてもよいでしょう。

意外かもしれませんが名手と呼ばれるゴルファーの中にはアウトサイドイン型の軌道で打つプレーヤーが多くいます。

つまり、最終的には自分がイメージしたとおりのラインに対して出球を合わせればそれで解決するのがパッティングであるということが言えるでしょう。

アベレージゴルファーのほとんどの方は、とにかく「入れよう」という気持ちばかりが先走って結果ばかりを追い求めています。

しかし、パット上手と言われるプレーヤーたちは結果そのものよりも、グリーンの傾斜を読み、ラインを想定するする、ボールの先にスパットを設定する、アドレスからすっとストロークを開始するといった一連の流れを重視しています。

つまり、ボールを打ち終えるまでのプロセスに自分の気持ちのすべてをぶつけているわけで結果にばかりこだわってはいません。

パットの名手と呼ばれるレベルのプレーヤーたちは他人に何を言われようとも、自分のスタイルを一貫してやりとげるだけの強い精神力を持っています。

そして、それ以上に結果よりもプロセスを重視するという強い心の持ち方が実際には大切なことです。

「入れよう」と焦る気持ちばかりでいればプロセスに関する集中力は薄れて、ミスパットを連発することになりかねません。

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だからこそ、プロセスを絶対にいい加減にしない強い精神力が欠かせないのです。