パッティングはスコアメイクにおける大きなカギだという言葉をよく耳にします。確かに、ゴルフプレーにおいて14本のゴルフクラブの内、4割程度の使用頻度を占めるパターの役割は大きいものでしょう。
しかし、パッティングが大の苦手だというゴルファーが実は多いようです。「パットに型なし」と言われるほどショットのようなセオリーの解説を見つけ出すことは難しいというのが実際のところです。
カップインさえできればそれが正しいパットであり、個性が大きくクローズアップされるのがゴルフプレーの中のパッティングだ言えるほどです。
パターの構え方や打ち方を色々試したり、パットの名手と呼ばれるプレーヤーのスタイルを真似してたり、パッティングの練習方法を工夫してみたり、試行錯誤している方も多いことでしょう。
パタークラブもL字型からピン型、Tバー型、マレット型、ネオマレット型、中尺パター、長尺パターまでその形状の違いと種類の多さに戸惑うばかりという話もよく耳にします。
ここで注意すべき大切なポイントは、アドレスやストロークの方法はゴルファーそれぞれの個性で彩られていたとして、そのストロークのスタイルにマッチしたパターを選ぶことでしょう。
まずはこの点をクリアにしないと、カップインの確率がアップする可能性はちっとも上がりませんし、パット上達の大きな妨げになるケースもあるということが言えるでしょう。
自分の得意なラインを自覚して、そのラインに適合するパターを使用する。そして、そのパターの性能や特徴を最大限に活かせるようなアドレスとストロークを実践することが重要です。
そして、自分の得意なラインでカップを攻めていくためにはコースマネジメントのテクニックや、タッチの合わせ方などをマスターすることも大切です。
ところが、プロゴルファー並みのロングショットは無理だとしても、パットなら超ロングパットがまぐれで入ることがあるせいか、パットが一番プロの真似をしやすいという考え方もあるようです。
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そのため、パットの練習を軽視してしまう傾向がありますが、決してそうではないことも十分に理解しておくことが必要でしょう。
ゴルフプレーにおけるパットは実に奥が深いものであり、奥が深いからこそ、楽しさも増すというふうに思えます。パットが得意になれば、自然と練習にも熱が入ってくることでしょう。
ドライバーやアイアンでプロレベルのようなショットを打ちたいと夢見たところで、体力がなかったり、柔軟性に無理があったり、ツアープロのようなスイングをすることは実際には不可能です。
しかし、先ほどの説明とは矛盾しますがパッティングであれば基本的な考え方や誤った考え方を見直すことで、後は練習を積むことでツアープロに近づける可能性は残されていると思える気がするのです。
長くゴルフプレーを楽しんで、好スコアで出すためにも、ぜひ正しいパッティングを身につけましょう。そのためのお手伝いを少しでもできれば幸いです。
パットが不調な時にも道具のせいにも、キャディのせいにも、自分のせいにもしない気持ちを持ちましょう。自分に対する自信を生み出すのは日頃の練習量であり、これまでの経験にかかっているのです。
ゴルフに限らずどんなスポーツにも共通することですが、人は誰もが好不調の波にもまれています。
パットに関してもどんなにラインを正確に読んだ気持ちで打ったとしても、また30センチ先のスパットをパーフェクトにクリアしても、カップに入る入らないという結果は時の運という面があります。
そんなときは自分の技術を疑ったり、投げ槍な気持ちに陥りやすいものですが、ゴルフにおいてパットほど不確かな要素が大きいものはありませんから、入る入らないの結果は二の次と覚悟しましょう。
パットを打つ前のルーテイーンを丁寧にやっておくことを心がけてみるだけでスコアがみるみる上がったという人も実際にはいるのです。
心が折れてしまいそうな場面でしっかりと踏み耐える強いメンタルを持つことこそが、パットの上達の一番のカギとも言えるでしょう。
テクニカルな側面から見れば、まずは「真っ直ぐ転がす」という意味を誤解しないようにしましょう。
フェースバランスのパターが普及したことで、クラブヘッドをストレートに動かす打ち方がいいと考えられていますが、そのためにフェースを真っ直ぐ動かすことの意味に誤解が生じやすくなっている点にも注意しましょう。
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身体の動かし方のメカニズムは、ボールをしっかりつかまえるという意味の上では、パットもショットも違いはありません。
手首の使い方も自分なりの工夫があればそれでのです。問題なのはどう使うのかという一点ですから、そこがわかればパッティング上達のキッカケが必ず見つかるでしょう。
まずは、正しいパッティングフォームに関してとヒットする強さについて概要を示しておきます。
正しいパッティングフォームとは
一般的に正しいパッティングフォームとはボールを左目の真下に置くところからスタートすると言われています。
両足は肩幅に合わせて開き、少し体を前傾させて、両手をダラッと下に伸ばした姿勢をとります。体のほぼ中央の位置でパターを持つと、両肩のラインの下に手元がくる形となり、左目の下にボールがくるはずです。
これでアドレスは完了となります。グリップは、構えた時、左手の甲がターゲット方向を指し示しているかどうかがポイントなります。
この時には、肩の力を抜き、リラックスして構えることも大変重要なこととされています。
肩のラインと両腕、手首とでできる五角形を保つ
ストロークに関しては、アドレスの時に肩と両腕と手首とでできる五角形を崩さずに打つのがポイントとされています。
この五角形は人によって三角形という説明もありますが、詳細に関しては個別ページで説明していきます。
この五角形をキープし続けることで、ストロークが大きくブレる心配はないでしょう。
注意が必要なのは、ボールの行方を目で追わないことです。打ち終わるまでしっかり頭を残す意識を持つことです。
また、できるだけ手首を使わないことも重要なポイントとする考え方が主流ですが、手首を使っても構わないという考え方もありますので、この点も個別ページで解説します。
パッティングの時のヒットする強さ
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パッティングの時の強さをどれくらいにするのかが距離感と密接な関係を持っています。
まずはどれくらいの振り幅でどの程度転がるかを知っておく必要があることは間違いないでしょう。
パッティングではストロークの強さを考える必要はないという意見もあります。
その理由としては、強さというのは振り幅によって決まるためだという考え方にたっています。
つまり、距離を合わせるために考える必要があるのは、振り幅だけだということになります。果たして、これは正しいのでしょうか?個別ページでもう少し考えてみましょう。
練習の段階では、どれくらいの振り幅でどれくらい転がるかを確認しておく必要があるでしょう。実際のラウンドでは、グリーンの状況や傾斜によって同じ距離でも振り幅は違ったものになります。
少なくとも、自分なりの基準を作り上げておかないことには話になりません。この状態が確立されているとどんなグリ一ンにも対処可能だと考えても構わないでしょう。
本サイトではパターの選び方、ラインの読み方、ストロークの考え方、パッティングの練習方法などに関して各カテゴリで説明していきます。