リズム感のあるパッティングと言うのはどういったものなのか考えてみます。

パッティングのリズムはゴルファーによって個性で彩られていますが、構え方や打ち方はそれぞれ違っても、不思議なものでリズムはある一定の範囲内に収まっていると言われています。

具体的には、おおよそ70~90BPMが平均的なゴルファーの数字と言われています。BPMはビート・パー・ミニッツの略です。

つまり、1分間にどれくらいの回数の拍子なのかということになり、音楽に造詣の深い人はメトロノームのリズムを示す単位として知っているかもしれません。

メトロノームに関しては、スマートフォンの無料アプリの中にもあるので容易にダウンロード可能です。そして、実際にどれくらいの速さかを体感してみるとわかりやすいかもしれません。

試してみると気がつくでしょうが、90ビートになると少し速いリズムだと感じるのではないでしょうか。

プロゴルファーの中にはパッティングのリズムとしては80ビート前後のリズムを好む人が多いようです。

まず何よりも、これ位が自分にとって気持ちいいと感じるリズムがどれくらいなのかを見つけてから、イヤホンなど聴きながら練習すれば自分に相応しいリズムが知らず知らずのうちに身体に馴染んでいくでしょう。

基本的には、上り傾斜でも下り傾斜でも、またショートパット、ロングパットの違いを問わず、どれも同じビートでストロークすることになります。

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基本となるリズムがわかれば、それより速くすることも遅くことも自由自在です。

すると、下りの速いラインでは意図的に遅いリズムにしたり、逆に上りのラインやロングパットなら速いリズムにするといった具合に、リズムによる打ち分けも可能になってきます。

同様に、今日はショートすることが多いなと感じた日にはリズムを速めにして、オーバーすることが多いならば反対に遅めにするといった自分なりのアレンジを加えることも可能になります。

リズムを意識する他にもインパクトの時の打音を意識しておくのもわるくはないと思います。

パタークラブの違いで聞き取りやすい音がするタイプと聞き取りにくいタイプがあります。

そのため、あくまでも聞き取りやすいタイプに対しての話ですが、リズムと併せてインパクト時の打音の基準を自分の中に作っておくと距離感が合わせやすくなると言われています。

ほとんど打音のしないタイプのパタークラブの場合は、音のイメージを頭の中で想像するもつだけでも十分効果的です。

上り傾斜のロングパットの場合「ドン」でも「カン」でも構いませんし、ミドルパットで強く打つ必要性を感じない下り傾斜の速いラインの場合は「ポン」とか「チョン」という音を頭の中で想像するという方法もあります。

さらにインパクトの打音ばかりではなく、ストロークの始動からフィニッシュに至るまでの一連の動きを音でイメージするのも効果があります。

普通のスイングの場合は「スッと腰を回せ」などという表現を用いる人もいます。

それと同じような感覚で自分の中で「スッと引いてカツンと打つ」とか、「スーッと引いてスーッと打つ」というようにイメージ出来れば良いでしょう。

擬音語だけではなく擬態語も付け加えても自分の中でパットがやりやすいのであれば、それで差し支えありません。

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一連の動作を音でイメージすると言う方法は、自分の感覚を常に安定した状態で再現できるという意味ではかなりおすすめできる方法です。